Japanese
English
特集 呼吸機能の不均等分布
気管支楔入圧の研究
Studies of Bronchial Wedge Pressure
大崎 饒
1
,
本間 行彦
1
,
小坂 昌道
1
,
佐々木 雄一
1
,
桐沢 俊夫
1
Yutaka Osaki
1
,
Yukihiko Honma
1
,
Masamichi Kosaka
1
,
Yuichi Sasaki
1
,
Toshio Kirisawa
1
1北海道大学医学部第1内科
11st Department of Internal Medicine, Hokkaido University School of Medicine
pp.639-647
発行日 1971年8月15日
Published Date 1971/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202291
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はじめに
換気の不均等性は肺のコンプライアンス,あるいは気道抵抗によって影響されうることはもちろんであるが,肺の拡張の主因である胸郭の機械的運動に伴う胸腔内圧の不均等性の関与もまたきわめて重要な因子であると考えられる。
放射性同位元素を用いたMilic-Emiliら1)2)の詳細な研究により,肺における換気の不均等が生理的にも存在することが明らかにされている。この現象に関連する一つの要因として胸腔内圧の不均等性がとりあげられてきた。
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