Japanese
English
ジュニアコース データのバラツキ(3)
スパイロのデータ処理(その2)
Assessment of Spirogram (2)
中村 功
1
,
三藤 信
1
,
田村 文彦
1
,
横山 哲朗
1
Koh Nakamura
1
,
Makoto Mitsufuji
1
,
Fumihiko Tamura
1
,
Tetsuro Yokoyama
1
1慶応義塾大学医学部内科学教室
1Department of Medicine, School of Medicine, Keio University
pp.297-301
発行日 1969年4月15日
Published Date 1969/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202013
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はじめに
前項において,スパイログラフィーによる測定値に影響をおよぼすさまざまな因子や測定値のバラツキの問題が解説され,とくに正常値の限界について従来十分信頼するに足る科学的な根拠が示されていなかったこと,および正常限界値に対する考え方などが述べられたが,本項においては,スパイログラムの再現性を検討する目的で一定の対象についてくり返し測定を行なった著者らの成績1)にもとづいて,スパイログラフィーによる測定値が本質的にどのようなバラツキをするものであるか,したがってその再現性や信頼性をどのように評価したらよいかなど,スパイログラフィーによるデータの処理の最も基本的な問題について,いま少し詳細に述べてみたい。
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