Japanese
English
ジュニアコース
スパイロメーターとスパイログラフィー
Spirometer and Spirography
梅田 博道
1
Hiromichi Umeda
1
1東京医科歯科大学第2内科
1The 2nd Department of Internal Medicine, Tokyo Medical and Dental University, School of Medicine
pp.59-64
発行日 1967年1月15日
Published Date 1967/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201731
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はじめに
スパイロメトリーとは"measurement of breathing"のことで,記録式スパイロメトリーをスパイログラフィーともいう。
スパイロメーターの歴史は古く,肺活量の概念についてのパイオニアであるHutchinson (1846)にはじまる。しかし,はじめはガス量の測定のみであった。その後,酸素摂取量,炭酸ガス排出量の測定のための工夫がなされ,ついでガス量だけでなく時間を考慮に入れた換気の測定ができるよう,つぎつぎと改良された。換気量,最大換気量,時間肺活量などの測定である。
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