Japanese
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講座
数式より見た呼吸機能
Formuli in Respiratory Function
山林 一
1
Hajime Yamabayashi
1
1大阪成人病センター
1Center for Adult Diseases, Osaka
pp.739-744
発行日 1962年11月15日
Published Date 1962/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201148
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I.序論
これから呼吸機能或いは呼吸生理学を新しく始めようとする人々とつて最初にぶつかる困難は,この比較的新しい医学の分野に於いては他に較べてはるかに数式を用いる事が多く,そのためどうしても取りつきにくいという事である。これは確かに一面の事実であるが,又一方一度この数式を理解し慣れてしまうとかえつてこの方がよい正確な理解を助け,又文献をよむに必要な時間と労力を軽減するといふ利点がある。以下呼吸機能検査に必要な数式の中で,特に日常よく用いられるものについて出来るだけわかりやすく解説してみたいと思う。なお数式に用いる符号及び略号は,1950年の米国のFederation Meeting of American Societies of Experimental Biologyで撰択されたもので,それ以後の殆んどの参考書及び文献はこれを用いている。(Federation Proceedings 9:602-605,1950)
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