Japanese
English
原著
バリストカルジオグラムの研究—2.血流阻止による犬バリストグラムの変化
Studies on the ballistocardiogram: 2. The effect of occlusion of the periphery arteries and aorta on the dog ballistocardiogram.
渡辺 良孝
1
,
鈴木 正
1
,
小林 曠
1
,
鈴木 荘一
1
,
井上 明之
1
,
崎野 滋樹
2
Yoshitaka Watanabe
1
,
Shigeki Sakino
2
1東京厚生年金病院内科
2文部省数理統計研究所
pp.415-418
発行日 1959年4月15日
Published Date 1959/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200758
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B.C.G.(バリストカルジオグラム)は心臓より駆出される血流の動力学的振動を記録する装置であるとされ,各波形のもつ意義についてStarr1)以来,多数の研究はあるが,心臓自身の運動周期による波動も関与していると思われる。そこで,先に7)検定した台を用い,荷重30kgまでに制限するため,13.5kgの犬固定台を作製し,15〜17kgの雄犬9頭を使用した。記録装置は三栄測器万能記録装置を用い,心電図は第2誘導を示標とした。麻酔には2%塩酸モルヒネ2.0ccを用い,しかる後,イソミタール0.25gを10ccの溜水に溶かし麻酔第3期,第2相に至るまで随時静注した。
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