Japanese
English
ジュニアコース
バリストカルジオグラフィー(1)
Ballistocardiograplly.(1)
細野 清士
1
,
中村 芳郎
1
Kiyoshi Hosono
1
,
Yoshiro Nakamura
1
1慶応大学医学部笹本内科
1Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University.
pp.227-232
発行日 1965年3月15日
Published Date 1965/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201428
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はじめに
バリストカルジオグラフィー(ballistocardio—graphy)の語源は,ballistics(弾道学)と同じく,ギリシャ語のballein—to throwという意味の語と,cardio, graphyの三語から作られたもので,Starr1)により使い始められた。わが国では心弾図法と訳している。心臓の血液拍動の動きを記録する方法とでもいう意味であろうが,実際には,心拍によっておこる身体の動きを記録する方法である。
本法は,1877年のGordonの記録に始まるといわれ,その後多くの方法的研究がなされてきているが,終局的には何を記録しているのかよくわからないまま,臨床的に応用されようとしてきた面もあり,経験として各波形の疾患による変化を記載している学問の範囲に留まっていると一般には考えられている。
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