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文献抄録
色素稀釈法による中心性動脈短絡患者の肺血流量測定/クロロプロマジンの脳血行動態及び脳酸素代謝に及ぼす影響
Measurement of Pulmonary Blood Flow Using the Indicator Dilution Technic in Patients with a Central Arteriovenous Shunt.
安田 寿一
1
1東大美甘内科
pp.78
発行日 1957年2月15日
Published Date 1957/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200460
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左→右短絡を有する心疾患々者から得られる色素稀釈曲線により肺血流量の測定を行う場合の最も困難な問題は,異常な短絡による早期循環の為に消失曲線が歪められ,初循環を再循環の山から分離するのが困難なことである。最近,Hetzel等は正常人の色素稀釈曲線から,PF=60I/1/2CpTB×k,又Dow等はPF=60I/CPTPC(3.0-0.9) TPC/TA×1.26なる式により簡単に肺血流量を算出し,その誤差の範囲はHomilton法のそれと比較して,略々同程度であると発表した。
PF:肺血流量L/min。I:注入色素量mg。CP:最高濃度mg/L。TB:完成時間秒。k:心室又は大血管より注入した場合0.37。末梢から注入した場合0.32。TPC:最高濃度時間秒。TA:出現時間秒。
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