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文献抄録
心不全患者に於ける,放射性ジギトキシンの尿中排泄に關する研究,他
Studies on the Renal Excretion of Radioactive Digitoxin in Human Subjects with Cardiac Failure Circulation
pp.154
発行日 1953年7月15日
Published Date 1953/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200096
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3名の心不全を有する患者に對し,C14標識ジギトキシン(ジギタリス・プルプレア草を,C14O2を含有せる大氣中で栽培して得られたもの)を投與し,その尿中排泄量を調べた。それによると投與量の約60〜80%が,腎により排泄される。その中の6〜10%は,そのまゝの形で排泄せられ,他の大部分即ち52〜72%は,クロ・ホルム,或いは水溶性の代謝産物として排泄せられる。
今日迄の所,ジギタリス排泄經路としての腎の役割は一般に殆ど問題にされなかつたが,之はおそらく大量に排泄せられる分解産物を測定する手段を有しなかつた爲に起つた誤りと思われる。
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