Japanese
English
Bedside Teaching
COPD患者と身体活動性
Physical Activity in Patients with COPD
平松 政高
1
,
南方 良章
1
Masataka Hiramatsu
1
,
Yoshiaki Minakata
1
1和歌山県立医科大学医学部内科学第三講座
1Third Department of Internal Medicine, Wakayama Medical University
pp.578-582
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102499
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はじめに
COPDの急激な死亡率上昇は,医学的・医療経済学的に,近年世界的に大きな問題となっている.COPD患者では,動的肺過膨張に伴う労作時呼吸困難により身体活動性が低下し,これにより骨格筋廃用に伴う運動耐容能低下を来し,さらなる身体状態の悪化や労作時呼吸困難につながるという悪循環に陥っている.COPD死亡の最も高い相対的危険因子は身体活動性とされており,身体活動性の改善はCOPDの予後改善につながると考えられる.
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