Japanese
English
連載 呼吸器診療での肺機能検査の必要性とその活用・11
肺血管障害
Pulmonary Vascular Disorders
立石 一成
1
,
花岡 正幸
1
,
久保 惠嗣
1
Kazunari Tateishi
1
,
Hanaoka Masayuki
1
,
Keishi Kubo
1
1信州大学医学部内科学第一講座
1First Department of Internal Medicine, Shinshu University School of Medicine
pp.1144-1148
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102089
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はじめに
肺血管障害には肺高血圧症や肺血栓塞栓症,肺動静脈瘻などの疾患が該当する.これらの疾患において呼吸機能検査は直接診断に至る手段ではない.呼吸機能検査の役割は限られており,他の疾患の除外もしくは合併の検索が主な目的となる.また,患者の低酸素血症の程度と呼吸機能検査の結果の乖離が,これらの疾患の存在を疑うきっかけになることがある.
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