巻頭言 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    記者クラブと免疫学的監視機構
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                千田 金吾
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1浜松医科大学内科学第二講座
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.553
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2010年6月15日
                  Published Date 2010/6/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101497
                
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- 文献概要
現在の新聞ジャーナリズムは社会の木鐸としての機能を果たしていないばかりか,誤った情報を伝えることで社会的に害を振りまいてはいないか.活字になるとつい信じてしまう人間の弱点に付け入るような,某新聞社の「反医師キャンペーン」の例をみるまでもない.彼らにはペンでもって世の中を良くしようという気概がないのであろうか.「割り箸事件」ではまったくの事実誤認によって医療過誤に仕立ててしまった.
新聞記者は,なぜ空港整備特別会計による無駄な空港建設の問題点を明らかに出来なかったのであろうか.お上御用達の記者クラブの発表記事では何も生まれてこない.大本営発表とどこが違うのか? 彼らが独自の解析を行っていればJALの現状もここまでにならなかったであろう.
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