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Current Opinion
不整脈のマッピング
Current Status of the Mapping for Various Kinds of Arrhythmias
沖重 薫
1
Kaoru Okishige
1
1横浜市立みなと赤十字病院心臓病センター
1Cardiovascular Center, Yokohama City Minato Red Cross Hospital
pp.425-430
発行日 2008年4月15日
Published Date 2008/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101021
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不整脈のマッピングをめぐる最近1年間の話題
マッピングという手法は,診断のついた不整脈に対してカテーテルアブレーション治療を行う際に非常に大事なものである.アブレーション治療の成否に関わる手技といっても過言ではあるまい.マッピングが不適切であれば当然のことながらアブレーション治療は成功しない.従来諸種のマッピング法や器材が考案開発されてきたが,本稿ではそれらについて歴史的事象を踏まえながら概説する.
(1) 2次元マッピング
単極および双極誘導による心内電位を指標にしながらのマッピングに関しては特に目新しいものはない.しかしながら,3次元マッピング法に関しては海外と本邦との器材の機能的な(バージョンなど)面が大きく異なるため,世界最新のものと本邦最新とでは大きく開きがあると言わざるを得ない.
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