Japanese
English
特集 呼吸器疾患ガイドラインの課題
肺癌のガイドライン
Guideline for Lung Cancer
藤田 佳嗣
1
,
関 順彦
1
,
江口 研二
1
Yoshitsugu Fujita
1
,
Nobuhiko Seki
1
,
Kenji Eguchi
1
1東海大学医学部腫瘍内科
1Department of Medical Oncology, Tokai University School of Medicine
pp.1323-1329
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100937
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はじめに
本邦における「肺癌診療ガイドライン」は,2001年に厚生労働省医療技術評価総合研究事業「EBMの手法による肺癌の診療ガイドライン策定に関する研究」研究班(藤村重文班長)が発足し,2003年10月に第1版が発刊された.その後,2005年11月に第2版への改訂に至った1).この肺癌診療ガイドラインは,診断,化学療法,放射線治療,外科治療,術前術後併用療法,中心型早期肺癌の診断治療,非小細胞肺癌stageI/II/III/IV期,小細胞肺癌stage I期/限局型/進展型の13項目からなる.
本稿では,2005年版の肺癌診療ガイドラインに則り,非小細胞癌を中心に病期別治療に関して概説する.表1に肺癌診療ガイドラインで使用される推奨グレードの分類を示す.
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