特集 外科医のための癌診療データ
臓器別最新データ
2.肺癌
肺癌の診断
江口 研二
1
,
太田 修二
1
,
関 順彦
1
Kenji EGUCHI
1
1帝京大学医学部腫瘍内科
pp.46-54
発行日 2012年10月22日
Published Date 2012/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104290
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覚えておきたいデータ
◆この数年間で,肺癌診療の内容は個別化診療という要素で劇的に変貌しつつある.
◆予後をより的確に反映する新TNM分類が使用された.
◆肺癌の局在診断,鑑別診断,病期診断に関するPET/CT診断の意義は,より現実的な評価に変わりつつある.
◆肺腺癌では,上皮内癌および微小浸潤癌が明確化され,小型腺癌に新分類が適用される.非小細胞癌は,扁平上皮癌と非扁平上皮癌に分類される.
◆肺癌検診の方法論として,高危険群に対する低線量CTによる検診に死亡率低減効果が証明された.
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