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特集 睡眠呼吸障害の新展開と展望
閉塞性睡眠時無呼吸患者における上気道維持機構に関する研究
Progress and Perspective of Research on Upper Airway Maintenance Mechanisms in Patients with Sleep-disordered Breathing
磯野 史朗
1
Shiroh Isono
1
1千葉大学医学部附属病院麻酔科
1Department of Anesthesiology, Graduate School of Medicine, Chiba University
pp.341-347
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100279
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はじめに
閉塞型睡眠時無呼吸症(OSAS)における上気道閉塞のメカニズムを研究することは,病態を理解するためばかりでなく,新しい治療法開発の基礎となり重要である.本稿では,この病態生理の理解を深めるために重要と考えられる最近の研究結果について筆者の考えを加えて概説する.この疾患において解剖学的異常の存在が証明された現在,具体的な解剖学的異常の特定と上気道維持のための神経学的調節機構に関する研究が特に注目される.
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