特集 よくわかる! 精神疾患対応 これ1冊―内科医と精神科医の連携のために
第6部 知っておきたい精神疾患 各論4:睡眠障害
2 閉塞性睡眠時無呼吸
舟橋 孝太
1
,
北島 剛司
1
1藤田医科大学医学部精神神経科学講座
pp.238-243
発行日 2024年3月26日
Published Date 2024/3/26
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000689
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Summary
1.睡眠中の呼吸異常をきたす睡眠時無呼吸症候群のなかでも,閉塞性睡眠時無呼吸は幅広い年齢層にみられ,頻度も高い睡眠障害である.
2.日中の眠気,倦怠感,熟眠困難などを生じるほか,循環器系疾患,代謝内分泌系疾患など様々な身体疾患の増悪要因である.
3.うつ病などの精神疾患とも密接に関連し,内科や精神科の垣根を越えた重要性をもつ.
4.持続陽圧呼吸(CPAP)治療や口腔内装置(OA)など様々な介入で改善が可能であり,適切な症状把握ないしスクリーニングから睡眠ポリグラフ検査による診断に結びつけることが必要である.
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