Japanese
English
Bedside Teaching
気管気管支軟化症による機能的気道狭窄のステント留置
Stenting in Patients with Tracheobronchial Malacia
宮澤 輝臣
1
,
岩本 康男
1
,
宮津 由香
1
,
石田 敦子
1
,
在間 未佳
1
Teruomi Miyazawa
1
,
Yasuo Iwamoto
1
,
Yuka Miyazu
1
,
Atsuko Ishida
1
,
Mika Zaima
1
1広島市立広島市民病院呼吸器科
1Department of Pulmonary Medicine, Hiroshima City Hospital
pp.517-522
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100054
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
フロー・ボリューム曲線(flow-volume curve)は臨床的にはCOPDなどの末梢気道の病変に生じる気流制限のみでなく,中枢気道狭窄病変による気流制限によっても変化する.これを測定することで良性気道狭窄,例えば再発性多発軟骨炎(relapsing polychondritis)や気管気管支結核による気管気管支軟化症の機能的気道狭窄(dynamic airway collapse)などの中枢気道病変の病態を生理学的に検討した.さらにこれらの気流制限部位(チョークポイント)にステント留置することによる変化,つまりチョークポイントの移動,消失とフロー・ボリューム曲線の形状の変化を留置前後にフロー・ボリューム曲線に加え最大呼気,最大吸気での気管支鏡検査ならびに3D-CT,dynamic-MRIで観察したので報告する.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.