Japanese
English
Current Opinion
呼吸調節メカニズムの最近の知見
Recent Progress in the Study of Respiratory Control Mechanism
岡田 泰昌
1
,
桑名 俊一
2
,
小山田 吉孝
3
Yasumasa Okada
1
,
Shunichi Kuwana
2
,
Yoshitaka Oyamada
3
1慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター内科
2帝京大学医学部生理学
3慶應義塾大学医学部呼吸器内科
1Department of Internal Medicine, Tsukigase Rehabilitation Center, Keio University
2Department of Physiology, Teikyo University School of Medicine
3Department of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University
pp.523-530
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100055
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呼吸調節メカニズムをめぐる最近1年間の話題
[1] はじめに
呼吸調節機能は生命維持に必須な生理機構の一つである.なかでも最も重要な呼吸リズム形成機構は,主に下部脳幹部に存在する呼吸ニューロンネットワークがその主体である.しかし,呼吸リズム形成の詳細なメカニズム,また呼吸出力のCO2/pHに対する応答機構など呼吸の神経調節メカニズムの多くは,未だ十分には解明されていない.本稿においては,呼吸リズム形成など主に中枢性の呼吸調節メカニズムについて,特に最近1年間になされた研究報告について解説を行う.
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