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特集 各種ステント治療のノウハウ
気管・気管支狭窄に対するステント利用
Stenting for airway stenosis
白石 武史
1
,
川原 克信
1
,
白日 高歩
1
Takeshi SHIRAISHI
1
1福岡大学医学部第2外科
キーワード:
ステント
,
気道狭窄
,
悪性疾患
Keyword:
ステント
,
気道狭窄
,
悪性疾患
pp.409-414
発行日 2000年4月20日
Published Date 2000/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904069
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気道ステントは切除不能悪性疾患による気道閉塞を対象とすることがほとんどであり,終末期医療において,呼吸困難・窒息死という最も受け入れがたい苦痛を除去する治療手段である.したがって,これが効を奏した場合の患者のQOL向上にはめざましいものがある.最も重視される機能はその拡張強度,位置安定性,耐久性,組織親和性であり,これに加え挿入後の喀痰付着防止機能など,メンテナンスの容易さも重要である.現在利用可能なステントは材質により大別すると金属ステント,シリコンステントの2種,また形状では円筒型,Y型,彎曲型などその選択の幅は多岐にわたっている.使用可能なステントの種類・機能を十分に理解し,その挿入操作に習熟し,病態に対し最適なステントを選択し,最も侵襲の少ない方法で挿入する姿勢が必要である.
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