発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005074320
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悪性気道狭窄の気道ステントの適応は,(1)その他の治療法が適応でない場合,たとえば頻回に気道内腫瘍に対してレーザー治療などが必要な場合に最終手段として行われるもの,(2)圧排性気道狭窄,(3)癌が気道軟骨に浸潤して気管気管支軟化症となっているもの,(4)狭窄度50%以上,である.さらに倫理的な条件としては,(1)残された生存期間が4週間以上あること,(2)ステント留置により明らかに肺機能的な改善(ファンクショナルベネフィット)が予測できるもの,(3)コストベネフィット,がある.ステント留置の合併症は,(1)去痰困難,(2)肉芽形成,(3)異物反応による咳嗽,(4)ステント留置部局所の感染,(5)金属疲労によるステントの破損,である
©Nankodo Co., Ltd., 2005