Japanese
English
綜説
喘息とリンパ球
Lymphocytes in Bronchial Asthma
松元 幸一郎
1
,
井上 博雅
1
,
中西 洋一
1
Koichiro Matsumoto
1
,
Hiromasa Inoue
1
,
Yoichi Nakanishi
1
1九州大学医学系大学院附属胸部疾患研究施設
pp.167-175
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100023
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はじめに
Mosmann,CoffmanらがマウスCD4+T細胞クローンにおいてTh1,Th2のタイプが存在することを報告して以来1),喘息はTh2タイプの炎症性疾患として把握されるようになった.その病態論的な意義は極めて高いが,新しい知見が集積されるにつれて若干の見直しが必要となっている.
本稿では,抗原特異性が明確になっているアトピー性喘息を主な対象として,その病態へのリンパ球の関与について概説する.
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