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書評「図説 食道・胃病変の内視鏡と生検」
Endoskopie und Biopsie der Speiseröhre und des Magens
川井 啓市
1
1京都府立医科大学
pp.1384
発行日 1975年10月25日
Published Date 1975/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112264
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食道,胃病変の内視鏡と生検は何といっても図説と書いているように全体の半分,右ページに235図と,非常に豊富な写真で目を楽しませてくれる.
この書は私にとって非常に懐かしい本である.というのは私ごとになるが,著者のひとり,当時Privat DozentであったDr. Ottenjann(彼は1970年,大阪での日本消化器病学会総会〔会長・増田正典教授〕にProf. Elsterと一緒に出席し,演題を発表しているので,本邦でも記憶の方も多いと思うが)のWiesbadenでの自宅に泊った時のことで確か1971年の秋だったと思うが,彼の地下の書斎で,刷り上ってきたこのFarhatlasのゲラを見ながら話がはずみ,夜遅くまでディスカッションした思い出があるからである.「いずれこの書が出版されたら,世界の何力国かで翻訳してほしいのだが……」といっていたが,今このように竹本教授・神津講師によって監修・翻訳されてみると,過ぎ去った西独での滞在の日々が昨日のように思い出されてくるのである.
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