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書評「大腸癌の構造」
長与 健夫
1
1愛知県がんセンター
pp.118
発行日 1990年1月25日
Published Date 1990/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110328
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この本は「大腸癌の構造」という地味な書名で,このタイトルを見ただけでは著者の言わんとするところがよくわからないが,そのページを繰ってゆくと,そこには画期的な内容が盛られていることが理解されてくる.
大腸癌のほとんどすべてはポリープ状の大腸腺腫を母地として発生するというのが今までのこの領域の常識であり,事実成書にもそのように書かれてあるものが圧倒的に多い.その常識を打ち破り単行本として初めて新説を世に問うたのがこの本であると言ってよいであろう.
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