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編集後記
白壁 彦夫
pp.124
発行日 1990年1月25日
Published Date 1990/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110330
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早期胃癌の診断は,始めは3~4cm,次いで2cm→1cmである.このあたりのルーチンX線撮影と精査,および,診断学を監督し,講義する聖職者がいる.一方,2cm→1cm→0.5cmまでに10年もかかった道を,理論的に,確診,見逃しを吟味しながら,X線と内視鏡を併用しながら学んでいる研究者もいる.
内視鏡診断は,見つかれば,それでドン・ピシャリである.学がなくても,診療には十分である.大~中の病変にはX線が楽に,小~微小は内視鏡のほうが楽に,見つかる,というのも言い古されたことである.
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