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書評「大腸の癌・ポリープのX線診断と病理」
隅越 幸男
1
1社会保険中央総合病院大腸肛門病センター
pp.1212
発行日 1976年9月25日
Published Date 1976/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107438
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本誌「胃と腸」は表題に胃が大文字で,腸が小文字で書かれている.これは察するに,わが国の消化管の疾患の頻度からこのような表現となったのであろう.
しかし,食生活を主とする日常生活,習慣の変化にともない,欧米なみに大腸疾患の種類,頻度が増加しやがて上部,下部消化管疾患のバランスが逆転して「胃と腸」となる時期がくるかもしれない.すでに,その傾向はここ10年来徐々にあらわれてきている.
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