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書評「外科疾患ケーススタディ59例のPO研修」
内野 純一
1
1北海道大学第1外科
pp.976
発行日 1992年8月25日
Published Date 1992/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109961
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大先輩の方々が企画・執筆された著書の書評など私の任ではないが,ご指名ということなので2,3感想を述べたい.
医学は日新月歩であり,これに医師が追随してゆくためには,たゆまぬ努力が必要である.また,医学を進歩させている側としてはこれを普及させるための努力をする義務と責任があると思う.医師はこれまで,これを専門書,雑誌などに頼るほかはなかった.しかしAmerican College of Surgeonでは,多くの方々がご存じかと思うが,以前からSurgical Education and Self Assessment Program(SESAP)があって,一般外科領域における自己のassessmentを自分自身で行うことができるようになっている.これによって広く進歩していく医学を身につけることができ,その解答が返送されることにより,採点され,その個人が全体のどの位置にあるかもわかり,今後の努力の指針ともなっている.
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