Refresher Course・9
この症例にみる診断過程のポイント
小林 茂雄
1
,
松川 正明
1
S. Kobayashi
1
1順天堂大学内科(消化器)
pp.1155-1158
発行日 1984年10月25日
Published Date 1984/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109633
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
口患者:36歳男性.
口主訴:腹痛,下痢,貧血.
〔初回X線所見〕(小腸経口法)空腸に狭窄と腸管拡張を認めた.Fig. laは狭窄部の圧迫像で,浅い帯状ニッシェがある.その肛側部も拡張しているので,更に肛側に病変がある.Fig. 1bはFig. 1aの肛側で,少量の空気により二重造影像になっている.輪状の狭窄と,矢印部に集中像を伴うニッシェがある.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.