Refresher Course・8
この症例にみる診断過程のポイント
小林 茂雄
1
,
長浜 微
2
S. Kobayashi
1
1順天堂大学内科(消化器)
2順天堂大学消化器第1外科
pp.1047-1050
発行日 1984年9月25日
Published Date 1984/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109626
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口患 者:22歳,女性
口主 訴:下痢,腹痛,やせ.
〔術前X線所見〕Fig. 1aでは下部回腸に強い変形と一部狭窄がみられる.タッシェ形成と長い一側性の壁硬化像があり,縦走潰瘍の存在を示している.Fig. 1bで縦走潰瘍が描出されている.回腸末端部の粘膜は凹凸していて,盲腸変形も著明である.Fig. 1cは縦走潰瘍部の口側端を示している.Fig. ldでは,矢印に示すような小潰瘍性病変が主病変部からskipして認められる.
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