Refresher Course・4
この症例にみる診断過程のポイント
馬場 保昌
1
,
川野 芳郎
1
Y. Baba
1
1癌研内科
pp.473-476
発行日 1984年4月25日
Published Date 1984/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107014
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□患 者:61歳男性.
□主 訴:特になし.
〔初回X線所見〕(背臥位二重造影・Fig. 1)過伸展気味の二重造影写真である.胃角部後壁に小さな不整形の陰影斑とわずかな胃小区様模様の乱れが認められる(矢印部).しかし,この所見だけでは性状診断は難しい.病変部が椎骨と重なっているため病変の把握が十分できない.
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