今月の主題 大腸sm癌
主題症例
B 内視鏡的ポリペクトミー後に腸切除した例
2.摘除ポリープの連続切片にて診断された微小ly(+)・sm癌の1例
沢田 俊夫
1
,
吉田 誠
2
,
中島 利子
3
1大森赤十字病院外科
2大森赤十字病院消化器科
3大森赤十字病院病理
pp.808-809
発行日 1983年8月25日
Published Date 1983/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109391
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〔症例〕65歳,女性.下血を主訴として来院.内痔核治療後,下血消失するも便潜血グアヤック法3回陽性にて注腸造影施行.注腸造影にてS状結腸に2個のポリープ(Fig. 1)と結腸憩室症が認められた.大腸内視鏡検査では肛門縁より約25cmのS状結腸に1.4×1.2cm大のshort stalk型のポリープが認められた(Fig. 2).またこのポリープの口側5cmと肛門側10cmに0.5cm大の2個の小ポリープ(short stalk)と散在性の左側結腸憩室が観察された.これら3個のポリープはいずれもポリペクトミーにて摘除された.
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