私のくふう
連続切片用の水槽
愛敬 直雄
1
,
永井 秀雄
1
1東京都老人総合研究所臨床病理
pp.1136
発行日 1982年10月15日
Published Date 1982/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911665
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Jung型ミクロトームで薄切した連続切片を水に浮かせる場合,大型シャーレの内壁に順番に付着させていく方法が普通用いられている1,2).しかし,この方法では,ちょっとした振動で切片が壁から離れ,シャーレの移動のときなどにアクシデントが起こりやすい.
私たちは,"マッベ"の木枠にヒントを得て,96個の升目を有する木枠を作り,これを長方形の水槽に浮かべて,連続切片の仕切りとして用いている.従来のシャーレ法に比べ,種々の利点を有していると思われるので報告する.
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