今月の症例
Ⅲ型早期胃癌―微小sm癌
清水 宏
1
,
加来 幸生
1
Horoshi Shimizu
1
1癌研究会付属病院内科
pp.8-10
発行日 1987年1月25日
Published Date 1987/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111879
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〔症例〕56歳男性.体上部の接吻潰瘍に対して経過観察を行っていた症例である.体上部前壁の潰瘍から2回目の生検で癌が証明された.また,この潰瘍病変とは別に体中部前壁小彎寄りにⅡcが発見されている.ところが体上部前壁の病変に対する入院後のX線・内視鏡検査では悪性所見が乏しく,しかも同病変に対してその後3回の生検を行ったがいずれも癌は陰性であった.
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