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書評「―670のプログラム教程―肝・胆道・膵疾患へのアプローチ」
有山 襄
1
1順天堂大学消化器内科
pp.552
発行日 1993年5月25日
Published Date 1993/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106168
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最近は教科書や論文をじっくり読んで勉強する傾向が特に若い世代では少なくなり,ビデオなど視覚による教育が盛んになった.そのような時代にマッチした教科書が出版された.羽白清部長・鎌田武信教授共著の「670のプログラム教程一肝・胆道・膵疾患へのアプローチ」である.肝胆膵の解剖,生理,病理,疾患の診断と治療がプログラム教程によって容易に学習できるように配慮されている.
本書を開くと,右側のページには肝胆膵についての問題がピットと呼ばれる概念の最小単位にまとめられており,その中の空欄を適切な解答で埋めることによって学習できるようになっている.空欄の解答は問題の右側に書かれている.左側のページには問題を解くために必要な知識がイラストで示されている.イラストはきれいで大変わかりやすい.
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