特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割
各論
US,CT,MRIを使った診断(精密検査)と治療効果の判定
1.食道
3)その他(食道・胃静脈瘤,食道破裂など)
於保 和彦
1,2
,
豊永 純
1,2
,
境 研二
1,2
,
武田 貞子
1,2
,
宮本 安尚
1,2
,
中野 良一
1,2
,
里 雅博
1,2
,
酒井 照博
1,2
,
小野 尚文
1,2
,
鶴田 修
1,2
,
佐田 通夫
1,2
,
荒木 恒敏
3
,
早渕 尚文
4
1久留米大学医学部第2内科
2久留米大学消化器病センター
3久留米大学高度救命救急センター
4久留米大学放射線科
キーワード:
食道・胃静脈瘤
,
食道破裂
,
US
,
CT
,
MR angiography
Keyword:
食道・胃静脈瘤
,
食道破裂
,
US
,
CT
,
MR angiography
pp.309-315
発行日 1999年2月26日
Published Date 1999/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102979
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要旨 USは門脈系や腹腔内の血管や食道・胃壁の状態を観察できることから,門脈圧充進症の診断にも広く用いられている.超音波ドップラー法は門脈血流の計測や,カラー画像による血流方向の同定が可能である.造影CTは,側副血行路の観察に優れ,高速らせんCTは側副血行路の立体的描出を可能にした.一方,MR angiographyは,造影剤を用いることなく三次元的に静脈瘤やその供血路および流出路の描出が可能であり,食道・胃静脈瘤治療前後の血行動態変化の評価に用いられている.
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