特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割
各論
US,CT,MRIを使った診断(精密検査)と治療効果の判定
9.消化管出血(食道・胃静脈瘤は除く)
消化管出血(食道・胃静脈瘤は除く)
水沼 仁孝
1
1大田原赤十字病院放射線科
キーワード:
消化管出血
,
dynamic helical CT
,
CT
,
MRI
,
US
Keyword:
消化管出血
,
dynamic helical CT
,
CT
,
MRI
,
US
pp.449-456
発行日 1999年2月26日
Published Date 1999/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102996
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要旨 消化管出血の診断に関し,超音波検査ではカラードップラーが血管性病変を検出するのに期待され,MRIでは新しい造影剤を用いた出血点検索法が実験的に成功している.CTではdynamic helical CTが血管造影法よりも出血点同定に有効であり,臨床的にも広く施行されるようになろう.対象としては内視鏡診断が不可能な消化管領域病変,近接臓器疾患,特に肝胆膵領域疾患,門脈系うっ滞を来す疾患,血管性病変である.
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