Japanese
English
今月の主題 大腸sm癌の治療
主題
大腸sm癌アンケート集計報告―sm癌の転移リスクファクターを求めて
Risk Factors of Lymph Node Metastasis of Colorectal Submucosal Carcinoma: A Quantitative Analysis of 857 Cases
武藤 徹一郎
,
西澤 護
,
小平 進
,
下田 忠和
,
多田 正大
Tetsuichiro Muto
pp.911-918
発行日 1991年8月25日
Published Date 1991/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102617
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ポリペクトミーが益々普及するにつれて,sm癌に遭遇する機会は多くなってきた.腸切除を追加すべきか否かを決めるのは,組織学的なリスクファクターの有無であるが,1施設のsm癌の経験は限られているので,リスクファクターを決めるまでにはかなりの年月を要することになる.そこで,1983年に本誌特集号(18巻8号)で行ったアンケート調査にならって,再度アンケート調査を行いリスクファクターを再分析することにした.
アンケート内容はTable 1のごとくで,前回massive invasionと判定されていた癌浸潤の程度をより細分して,各レベルでの転移のリスクを明らかにすることを試みた.13施設から857例の症例が集められた(Table 2).以下にデータをまとめて表として掲載し読者の参考に供したい.各データには必要最小限のコメントを付すに止め,細かい解釈は読者に委ねることにした.
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