Japanese
English
今月の主題 大腸sm癌の治療
座談会
大腸sm癌の診断と治療
Conversazione―Diagnosis and Treatment of Submucosal Carcinoma of the Large Bowel
池田 栄一
1
,
下田 忠和
2
,
吉川 宣輝
3
,
加藤 知行
4
,
味岡 洋一
5
,
飯田 三雄
6
,
酒井 義浩
7
,
武藤 徹一郎
8
,
丸山 雅一
9
Tetsuichiro Muto
8
,
Masakazu Maruyama
9
1山形県立中央病院外科
2東京慈恵会医科大学病理
3国立大阪病院外科
4愛知県がんセンター消化器外科
5新潟大学第1病理
6九州大学第2内科
7東邦大学大橋病院消化器診断部
8東京大学第1外科
9癌研究会付属病院内科
pp.919-936
発行日 1991年8月25日
Published Date 1991/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102618
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武藤(司会) 今日はお忙しいところをお集まりいただきまして,ありがとうございました.8年前に,ポリペクトミーがかなり行われるようになってから初めて,アンケート調査によって大腸sm癌の実態が明らかにされました(「胃と腸」18巻8号).それから約10年経ちまして,ポリペクトミーされる大腸の早期癌の数がずいぶん増えてきました.
特に大腸ポリペクトミーをした後のsm癌をどうするかについては,転移のリスクがあるから,すべて腸を切除するという考え方がある一方で,高齢者社会になって手術のリスクが高い人も増えてきましたので,なるべくなら手術をしないで済ませたいという願いがあるわけです.
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