増刊号 図解 診療基本手技 第2集
基本的な臨床検査と画像診断法
腹部CT
鈴木 正行
1
,
高島 力
1
1金沢大学医学部・放射線科
pp.183-188
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909679
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CT検査は単純CTと造影CTとに分けられる.一般に腹部実質臓器の場所占拠性病変(SOL)の検査には造影CTが必要となることが多い.管腔臓器も最近の秒単位のスキャン時間の装置を使用すれば良好な描出が可能である.泌尿器科,婦人科疾患の評価にも有用であるが,婦人科疾患の場合は被曝の問題があり,若年者の頻回の使用は好ましくなく,超音波検査やMRIの意義が大である.
本稿では検査法について造影CTの方法とともに述べ,ついで読影法について記述する.
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