Japanese
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特集 消化器症状へのアプローチ―癌を見落とさない
臨床検査選択のガイドライン
腹部CT検査
Abdominal Computer Tomogram
宮崎 道夫
1,2
1大脇病院外科
2帝京大学医学部
pp.1102-1103
発行日 1994年12月15日
Published Date 1994/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901371
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- Abstract 文献概要
■腹部CTは消化器症状がある場合の第1選択の検査ではない.
■消化管の腫瘍の確定診断,特に早期癌の発見には無力である.
■黄疸・腹水・通過障害(嘔吐・便秘・鼓腸)・腹部膨満・腫瘤触知がある症例では有力な所見を得ることが多い.
■癌手術後患者に対しては転移巣,再発巣の発見および増殖の経過観察,また抗癌剤の効果をみるのに有用なので定期的施行が望ましい.
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