今月の主題 内科医のためのCT
腹部CT
腹部CT診断の進め方
浮洲 龍太郎
1
,
丹野 啓介
1
,
武中 泰樹
1
,
宗近 宏次
1
1昭和大学医学部放射線医学教室
pp.1819-1821
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906561
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●臓器,血管などの立体的な位置関係を理解する.
●他の画像検査(超音波・消化管造影など)があれば,それを参考にして診断を進める.
●経静脈性造影剤の投与が充実性腫瘍や血管性病変の評価には必須である.
●経口造影剤の投与で,消化管と腫瘤や腫大リンパ節とを区別する.
●ヨード造影剤を急速に静注し,複数の時相で撮像すれば,血行動態を反映した画像が得られる.
●複数の病変が存在することもあるので,臓器内を細かく観察する.
●脂肪と腹腔内遊離ガスが紛らわしい場合,ウインドウを広げれば区別できる.
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