今月の主題 神経疾患の画像診断
脊椎・脊髄疾患
脊髄腫瘍—MRIを中心に
鈴木 正行
1
,
高島 力
1
,
富田 勝郎
2
1金沢大学医学部放射線科
2金沢大学医学部整形外科
pp.1731-1734
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902910
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ポイント
●脊髄腫瘍の画像診断に関してMRIは精検ならびにスクリーニングの役割を果たす.
●腫瘍と脊髄との関係から,髄内か硬膜内髄外か硬膜外かを判定する.
●T1強調像,T2強調像における腫瘍の信号強度,造影T1強調像における増強の程度およびパターンをみる.
●患者の年齢,性別を考慮して各種腫瘍の頻度を念頭に置きながら診断する.
●石灰化を疑わせる場合は,CTによる評価も必要である.
●血管性病変が疑われたり,腫瘍のvascularityや主要血管との関係をみる場合は血管造影も必要である.
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