グラフ 外科医のためのX線診断学・25
CTスキャン—腹部
藤川 光弘
1
,
石川 徹
1
1聖マリアンナ医科大学放射線科
pp.961-967
発行日 1980年7月20日
Published Date 1980/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207467
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〔ヘパトーマ〕(51歳男)
本症例はdynamic CT scanが行なわれた.肝右葉には巨大なlow density areaが占居し,その境界は比較的鮮明である.このlow density massの中に斑点状のhigh densityの部が認められる.これはBに認められる豊富な腫瘍血管が表現されたものと考えられる.ヘパトーマは一般にCT上lowに表現されるが,10%前後にisodensityとして表現される場合があるので注意を要する.
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