今月の主題 ウイルス肝炎1990
日常診療での肝炎マネージメント
肝炎の検査:Minimum Requirement
池上 文詔
1
1関東逓信病院・健康管理科
pp.1464-1465
発行日 1990年9月10日
Published Date 1990/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909553
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肝疾患では問診・身体所見および一般的検査に加えて,肝機能検査と画像診断所見に肝生検を基本とした形態学的検査の成績を総合して診断が確立する.
この中で簡便に行える肝機能検査は,臨床検査の内で最も重要な位置を占める補助診断の一つであることに異論はない.しかし肝機能検査は必ずしも肝障害を特異的に反映しないものも含まれているので,多くの施設で多数の検査を組み合わせたセット検査が行われ,その成績について総合的な判断をしているのが現状である.
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