今月の主題 白血病—最新の知見と治療
特殊な白血病
二次性白血病
竹中 武昭
1
1国立がんセンター病院・内科
pp.622-623
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909529
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二次性白血病を広義にとらえると,①化学物質や放射線の曝露が誘因と考えられる白血病,②悪性腫瘍の治療中あるいは治療後に異時性重複癌として発症する白血病,③骨髄異形成症候群(MDS),再生不良性貧血,発作性夜間血色素尿症,真性多血症,鉄芽球性貧血などの血液疾患に合併する白血病,④Down症候群,ataxia teleangiectasia,Bloom症候群,Fanconi貧血などの先天性疾患に合併する白血病,⑤骨髄移植後にみられるdonor型の白血病,などが含まれる.とりわけ,悪性腫瘍患者にみられる白血病は最近増加傾向にあり,注目されている1).なかでも一次癌の治療に用いられる放射線や抗癌剤が白血病の発症に強く関与すると考えられる二次性白血病(Therapy-Related Leukemia)では,いくつかの臨床的特徴が明らかにされてきた.本稿では,これを中心に述べたい.
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