今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise
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内視鏡・血管内エコーによる冠動脈病変の診断
酒井 俊太
1
,
水野 杏一
1
1日本医科大学附属千葉北総病院内科
pp.723-727
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909327
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ポイント
●冠動脈病変の形態を詳細に評価する診断方法として,冠動脈内視鏡と血管内エコーがある.
●血管内視鏡は他の診断法に比べ,冠動脈内膜や粥腫表面の性状,色調および血栓の診断に優れている.
●冠動脈内エコー法では粥腫の定性かつ定量的評価が可能である.
●血管内エコーによって冠動脈造影上,正常と診断された部位においても,しばしば動脈硬化が存在する.
●血管内視鏡法,血管内エコー法の個々の特性を十分把握し,病態の究明,治療にあたるべきである.
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