今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント
癌患者の疼痛のマネジメント
疼痛対策のABC
加藤 実
1
1駿河台日本大学病院麻酔科
pp.504-507
発行日 1998年3月10日
Published Date 1998/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909278
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ポイント
●癌患者に疼痛が出現した場合,疼痛原因として複数の因子の関与を考慮する必要がある.
●痛みに対するアプローチのしかたを身に付けることが大切がある.
●適切な鎮痛法を選択するためには,痛みの原因とそれに関与する柊痛発生機序を理解する必要がある.
●WHOの除痛3段階ラダーにもとづいた鎮痛薬を中心とした疼痛管理を行う.
●副作用対策の投薬を必ず初めから行う.
●鎮痛補助薬を積極的に鎮痛薬と併用することで,迅速に疼痛の軽減や鎮痛薬の使用量を少なくできる.
●薬物療法以外の鎮痛法として,放射線療法,神経ブロック療法,外科的療法などがある.
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