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手術直後の疼痛対策
井上 莊一郎
1
,
瀬尾 憲正
1自治医科大学 麻酔科学・集中治療医学講座
キーワード:
Heparin
,
硬膜外無痛法
,
自己鎮痛法
,
術後管理
,
術後痛
,
神経ブロック
,
生体機能モニタリング
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
オピオイド系鎮痛剤
,
アジュバント化学療法
,
術後悪心・嘔吐
,
静脈内投与
Keyword:
Analgesics, Opioid
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Heparin
,
Nerve Block
,
Monitoring, Physiologic
,
Pain, Postoperative
,
Postoperative Care
,
Analgesia, Patient-Controlled
,
Analgesia, Epidural
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Postoperative Nausea and Vomiting
,
Administration, Intravenous
pp.323-330
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007150009
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術後痛は、不快な症状であるばかりでなく、術後合併症の温床となり、術後早期の離床を妨げるため積極的に治療されるべきである。近年、硬膜外鎮痛や経静脈的鎮痛に自己調節鎮痛法(patient-controlled analgesia:PCA)を応用することで、疼痛の個人差や経時的な変化に柔軟に対応できるようになりつつある。今後、鎮痛法、術式、周術期患者管理の変化に応じて、より安全で効果的な術後痛管理を求めていくことが望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007