今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識
血管疾患診断へのアプローチ
血液検査は何に役立つか
小柳 左門
1
1国立療養所福岡東病院循環器科
pp.1467-1469
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908845
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ポイント
血液検査は多くの血管疾患においてその病因や病態を把握し,経過や治療効果を判定するうえで有益な情報を与える.血管炎では炎症所見のほかに免疫機能の判定が,また血栓性閉塞性血管疾患では血液凝固線溶系の病態把握が重要である.
最近では動脈硬化の進展と炎症の関連が注目され,血清高感度CRPの重要性が指摘されている.
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