今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識
血管疾患診断へのアプローチ
症候と身体所見のポイント
上松 正朗
1
,
永田 正毅
1
1関西労災病院循環器科
pp.1464-1466
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908844
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ポイント
血管に狭窄が生じると,その支配領域にしびれ,脱力,鈍痛,疼痛,痙攣,皮膚温低下,蒼白,潰瘍形成などの虚血症候を生じる.
肺梗塞や大動脈解離などは緊急治療を要するため,迅速な対応が必要である.
間欠跛行の程度により,閉塞性動脈硬化症の重症度を判定しうる.
深部静脈血栓症は肺梗塞の原因となるため,注意が必要である.
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