今月の主題 腎・尿路系疾患を診る
一次性糸球体疾患
微小変化型と巣状糸球体硬化症の診かた
加藤 哲夫
1
1福島県立医科大学第3内科
pp.1828-1830
発行日 2001年11月10日
Published Date 2001/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908433
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ポイント
微小変化型ネフローゼ症候群は急激に発症する高度の蛋白尿とそれによる浮腫を特徴とし,腎組織像では特に変化を認めず,治療はステロイド薬が第一選択である.
巣状糸球体硬化症の臨床的特徴は微小変化型に似るが,組織像では巣状分節状の糸球体硬化像が特徴で,ステロイド薬に対する反応性は微小変化型よりも劣る.
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